災害時の節電対策と食や健康の安全対策
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受け、東京電力は14日より「計画停電」を実施しました。これからも交通機関などを始めとして、電力需要と供給のバランスの調整は続きます。

『省エネルギーや節電』という言葉は電気が一般でも使えるようになってからずっと存在していましたが、「石油価格の不安定さや原子力発電の是非」などの問題がクローズアップされてきたことで、これからはその言葉の持つ意味が大きく変わっていくことでしょう。
政府は、夏の計画停電を「原則として実施しない」ために、製造業などには、工場の操業時間を短縮したり、電力需要のピークとなる日中を避けて早朝・深夜へのシフト、省エネ設備の導入などを挙げ、オフィスビルや商業施設などでは、空調の設定を1度上げることで、ビル全体の消費電力を3〜4%削減する節電の取り組みを求める方針を決めました。
家庭でも空調温度の引き上げや、エアコンの代わりに扇風機の利用、すだれやカーテンによる遮熱性の向上、使わない家電はコンセントを抜く…といった取り組みを推奨し、家族はなるべく1つの部屋に集まって団らんを過したり、電力ピーク期の家族旅行は西日本などへでかけるようにともいっています。
ただ、節電も重要ですが、夏場の熱中症対策もとっても大切ですよね。程度にもよりますが、重度の熱中症は命取りにもなりかねません。この夏は一時的な暑さ対策ではなく、体の健康対策も視野に入れての睡眠・食事などのケアを中心に、節電を考慮しつつも、自宅での長期的な取り組みが必要になってきます。
食の面では、福島第一原子力発電所の事故により、福島の農業が大きなダメージを受けています。一時は野菜や牛乳などに対して、出荷の停止や摂取を制限する措置まで講じられましたね。
その後、放射能の影響が低下したために、多くの品目で出荷制限などの措置は解除されたものの、原発事故がいつ収束するかが分からない今、将来を見通すことが難しくなっています。土壌の調査結果が出るまでは、田植えができるかどうか…という厳しい状況が続きそうです。
放射線汚染による被曝で、健康面への影響も懸念されています。頭からかぶっただけ(外部被曝)なら払い落としたり洗い流したりすれば、ほとんど問題はないのですが、吸い込んでしまう(内部被曝)と話は別です。
なぜなら、その物質は身体の中にとどまるので、ずっと身体の中から放射線が出続けることによって、長期間浴び続けると病気になってしまう可能性があるからです。


ただ、人間は自然界からも世界平均で年間2,4シーベルトの被曝をし続けますから、被曝をしたと言ってもただちにどうこうなるわけではありません。
したがって、あまり神経質になりすぎず、正しい情報を得るなどして冷静に行動することがとっても大事になってきます。また…、いざと言う時にはなるべく吸い込まないように、水で濡らしたハンカチやマスクをするなどで、かなり防護することができるとされています。
しかし、乳児や幼児には自分で判断したり、行動したりできないので、親御さんの判断でできる一番手っ取り早いアクションを起こすしかありません。それは・・・とにかく福島第一原発の周辺から離れること…です。
それだけで外部被曝も内部被曝も大幅に減らすことが可能になります。
こんな時こそ、乳児をはじめとする子供の健康を第一に最優先するためにも、将来後悔しないためにも、具体的な思い切った行動をとりましょう。